SUPで初めて大物を釣った体験談  ──「竿が絞り込まれた瞬間、正直ちょっと震えた」

SUPで初めて大物を釣った体験談

──「竿が絞り込まれた瞬間、正直ちょっと震えた」


✅【共感】「大物を釣りたい」けど、どこかで“自分には無理”と思っていた

釣りをする以上、大きい魚に憧れがあるのは当然だと思う。
SNSで流れてくる青物やシーバスの写真を見ては、
「いつかは自分も…」と妄想を膨らませていた。

でも、SUPの上となると話は別。

バランスを取りながら釣りをするのは、思った以上に神経を使う。
周りに誰もいない海上で、もし大物がかかったらどうなるのか?
ファイト中に落ちるんじゃないか、道具が流されるんじゃないか。

「釣れたら嬉しい。でも実は、ちょっと怖い」
そんな、矛盾する気持ちを抱えたまま、私はいつものように海に出た。


✅【課題】小物は釣れるけど、「何かが足りない」感覚

その日も、朝のうちはアジやメバルがポツポツと釣れていた。
SUPの上に座り、ゆったりとルアーを投げながら、少しずつ沖へと出ていく。

魚は釣れている。
でも、どこかで物足りなさを感じていた。

「このまま、また“いつもの感じ”で終わるのかな」

ルアーを変えても、ポイントをずらしても、反応は変わらない。
そのうち風が出てきて、SUPがゆっくり流れ始めた。

岸まで少し遠くなっていることに気づき、
少し不安になりながらも、「もう1投だけ」とジグを投げた。
これが、すべての始まりだった。


✅【気づき】そのアタリは、今までとは“まったく違った”

ジグがボトムに着いた瞬間、ロッドが「ズン」と引き込まれた。
明らかに、今までとは違う。

「根掛かり…じゃない、動いてる!」

瞬間的にドラグが鳴り、ラインがギュンギュン出ていく。
慌ててリールを握る手が震える。
SUPが引っ張られるように回転し、バランスが崩れそうになる。

「やばい、落ちるかも」

体が反射的に身構える。
座って釣っていてよかったと思うと同時に、
本当にこの魚とやり取りできるのか、不安が一気に押し寄せた。


✅【解決】「慌てるな、ラインを出せ」自分に言い聞かせた

正直、この時は何がどうなっているのか分からなかった。
ただ、無理に巻いたらラインが切れる。
強く引いたら竿が折れるかもしれない。
なにより、焦るとSUPがひっくり返る

「ラインを出す」「姿勢を崩さない」
この2つだけを意識して、魚の引きが落ち着くのを待った。

幸い、SUPがゆっくり流れてくれたことで、魚の走りと同調し、
ラインが張りすぎることもなかった。


✅【実践】見えた魚体、そして本当の勝負

10分以上経った頃、ようやく魚が水面近くに浮いてきた。
太くて銀色の魚体がキラリと反射する。
「シーバスか…でかい、これはヤバい」

タモは持ってきていたが、SUP上でのランディングは難しい
魚が暴れるタイミングを見誤ると、簡単に竿を折られてしまう。

深呼吸をして、ネットを広げて、ラインをたぐる。
魚の動きを読み、最後は水面で一気にすくった。

手元に収まった瞬間、全身から力が抜けた。


✅【提案】「怖さ」を超えると、世界が変わる

そのシーバスは70cmオーバー。
記録でもないし、自慢できるサイズじゃないかもしれない。
でも、**私にとっては“SUPの上で自分の手で釣り上げた初めての大物”**だった。

怖かった。
どうしていいか分からなかった。
でも、「やってみてよかった」と心から思った。

この体験からわかったことがある。

それは、SUPでの大物ファイトは、準備よりも“心構え”がすべてだということ。

  • 焦らない

  • 姿勢を崩さない

  • 無理をしない

この3つを守れば、SUPでもちゃんと戦える。
そして、SUPだからこそ感じられる**「自分の力だけで釣り上げた達成感」**がある。


✅【まとめ】あなたにも来る、「最初の一匹」が

SUPフィッシングをしている人なら、誰でも“大物との出会い”を夢見ているはず。
でも、同時に「釣れたら怖い」「落ちたらどうしよう」といった不安も抱えている。

その気持ち、よく分かります。
私もそうでした。

けれど、その不安を少しずつ乗り越えた先に、
忘れられない1匹との出会いがきっとあります。

そしてその1匹は、あなたの釣り人生を、間違いなく一歩先に進めてくれるはずです。

SUPでの大物は、誰にとっても特別な意味を持ちます。

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