海の知識や船のルールを知ろう
SUPやカヤックにBixpyJetを装備して、さぁ大海原へ冒険しましょう!!
前回のブログ記事でも書きましたが、基本は免許不要で誰でも手軽に楽しめます!
しかし、その反面で海の知識や船のルールなど必要な情報を教わる場面が少ないのです。そんな手軽に始められるところに落とし穴が事故や危険な目に合う事があります。
海に出ると自然との戦いですその前に知って置くべき知識と、沖に出る場合は守らなければならない船のルールがあります。
今日はこのあたりをご説明して、楽しいだけではなく安全にマナーよくBixpyJetライフを楽しんで頂きたいと思います\(^o^)/
BixpyJetの詳細はこちらのページに記載しています
知っておくべき海の知識
①強風
風が強くなると沖で漕いでも進まなくなります。目安ですが風速予報の0m〜1mの日以外はやめておきましょう。強くても2mまでで3m以上の風速では漕いでも進まなくなる可能性が高いです。
漕いでも進まなくなるとそのまま遭難するケースもあります。
②落雷
海上では高い建物などもなくSUPやカヤックのパドルや、釣り竿などカーボン製品の物は雷が落ちやすくなります。また海面に落雷した場合でも周囲の人に感電するようです。
天気予報で雷注意報や警報が出ている日、遠くでゴロゴロと雷の音が聞こえたような場合は急いで岸に戻り沖に出るのはやめましょう。
③波とウネリ
波の高さは天気予報で確認可能です。目安ですが50cm〜100cm以下を目安にそれ以上の場合は沖に出るのは控えましょう。
また天気予報で岸に近い場所は予報で波が低くなっている場合でも沖に低気圧があるような場合はウネリが強くなります。ウネリは左右に揺さぶられるので進まなくなるだけではなく、転覆の危険性もあります。船酔いをしやすいかたにはより酔いやすくなりますので体調不良にご注意ください。
ウネリの大きさは「波の高さ」×「波の周期」で確認します。波が低い日でも波の周期が大きい日はウネリが強くなります。
④潮の流れ
場所や潮の満ち引きのタイミングなどにより異なりますが潮の流れが速い場所では激流の川のように流れが激しくなる場合があるので注意が必要です。得に潮の満ち引きが一番大きくなる大潮と呼ばれるタイミングで潮の流れも速くなります。
日本で有名なのは鳴門海峡の渦潮ですね。
⑤危険な生物
特に注意が必要なのがサメです。夏になるとサーファーがサメに襲われたというニュースをよく見ますが、SUPやカヤックなどでも襲われる可能性があります。
サメの目撃情報がある場合は沖に出るのは控えましょう。
次にカツオノエボシというクラゲの名前を聞いた事はありますでしょうか?
キレイな見た目とは裏腹に猛毒を持っています。刺された場合は激痛が走り死に至るケースもあるようです。
守るべき船のルール
①船は右側通行
海のうえでは右側通行になります。進行方向に船がいる場合は衝突を回避するためにお互いに右側に避けるのがルールです。
【参考】YAMAHAー基本的なルールとマナー
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/life/beginner/point/rules/
②沖では目立つように旗(フラグ)を高く掲げる
船との衝突を避けるために、沖では必ずフラグを高く掲げます。波が上下する事によりフラグが低いと見えなくなりますので、掲げる高さは2.0m以上が推奨です。
またSUPやカヤックはボートに比べて本体が海面ギリギリで見えにくくなります。黄色やオレンジなどの目立つ色の服装をしましょう。
③ライフジャケットは必ず着用
沖に出る場合はライフジャケットを必ず着用しましょう。ライフジャケットありとなしでは致死率が大きく変わります。
ちなみに、平成30年2月からラフジャケットは「桜マーク」付きのライフジャケット着用が義務化されています。ライフジャケットの着用必須だけではなく、ライフジャケットには桜マーク付きの認定品ではないと行けないというルールです。
この「桜マーク」付きのライフジャケット義務化は手漕ぎボートや免許不要のミニボートには適用外ですが、必ずライフジャケットは着用しましょう。
④定置網やブイに近づいたりや漁師さんの作業の邪魔をしない
漁師さんが仕掛けている定置網や沖のブイには近づかないようにしましょう。また漁師さんの船に近寄ると邪魔になりますので離れたところで楽しみましょう。
その他
国土交通省がまとめているこちらも参照くださいm(_ _)m
【参考】国土交通省 ーミニボートに乗る前の知っておきたい安全知識と準備
https://www.mlit.go.jp/maritime/senpaku/miniboat/miniboat_final_pdf_0127.pdf
他にも気をつけるべきことはあると思いますが、最低限このあたりの知識やルールは知ったうえで楽しみましょう!