「魚が掛かっても余裕がある」Bixpy移動しながらのファイト術



魚が掛かった瞬間、怖いと思ったことはありませんか?

SUPやカヤックで釣りをしていると、
「ヒット=喜び」なのに、その直後に“恐怖”を感じる瞬間がある。

特に、大物が掛かったとき。
ドラグが一気に引き出され、ロッドがしなる。

そんなとき、
「やばい、これ本当に取れるのか?」
「このまま引っ張られて転覆しないか?」
と、体の奥から不安が湧いてきた経験がある方も多いはずです。

私もそうでした。
SUPフィッシングを始めたばかりの頃、魚が掛かった瞬間、うれしさよりも“恐怖”の方が勝っていたんです。


ファイト中にパドル操作は無理。片手じゃ制御できない

カヤックやSUPでのファイトで一番の難関。
それは、「ファイトしながらの船体コントロール」です。

特に青物のように走る魚、
潮の流れが速いポイント、
風が吹いている状況。

そんな中で魚が掛かると、
こっちは片手にロッド、もう片手にパドル。
いや、正直、パドルなんて持ってる余裕ないんです。

パドルを脇に抱えてファイトしたこともあります。
でも結局、どっちつかず。
ラインテンションは不安定、船は流され、ロッドは限界ギリギリ。

そんな不安定な状態では、魚との勝負どころじゃない。


じゃあBixpyを導入してみたらどうなったか

ある日、友人にすすめられてBixpy Jetを導入しました。
最初の目的は「移動がラクになるから」程度の軽いノリ。
でも、使ってみて一番驚いたのは、ファイト中の安定感でした。

初めてのBixpyファイトは、
潮が効いたエリアでのドリフト中。
ジグにヒラマサがヒット。
想像を超える引きに、思わず声が出ました。

ただ、Bixpyを使っていたおかげで、
自分の体勢を崩さずに、船の向きを調整しながらファイトができたんです。

リモコンひとつで、
魚の動きに合わせて少し前進、
回り込まれても微調整、
追いかけるように動いてラインテンションを保つ。

これまでのSUPやカヤック釣りでは、
「動けない=引きずり回される」だったのが、
**「動ける=主導権を握れる」**に変わったんです。


ファイト中にBixpyでやってよかった3つの操作

  1. “逆引き”でラインテンション維持
     魚が沖に走るとき、自分も少し前進させてテンションを一定に保つことで、バラシが激減。

  2. 船体の“角度調整”で横風をかわす
     魚が横走りしたとき、船が風に流されてラインが船底に絡みそうになることがありますが、
     進行方向を少し調整するだけで、トラブル回避が可能に。

  3. “リリース後”の速やかな体勢復帰
     釣った後、余韻にひたってる場合じゃないときもある。
     次のポイントへすぐに移動したり、風や潮を回避するためにも、ファイト後の安定移動がスムーズにできる


結果、ファイトの質が“1ランク上がった”

Bixpyを使い始めてからというもの、
「怖くてドラグを緩くしすぎてた」過去の自分に気付きました。

本当はもう少し締めていい。
でも、船体の動きが読めないから、逃げ道を残していた。

それがBixpyを使うようになってからは、
自分の意思で前後左右に動ける=戦術が選べるようになったんです。

結果、

  • ラインブレイクが激減

  • ヒット後の対応に余裕が出た

  • ファイト中でも景色を楽しめるほどの落ち着き

“釣られる”のではなく、“釣りにいける”感覚が手に入ったことは、
カヤック・SUPフィッシングを長く続けていく上で大きな安心感になりました。


最後に:あの時の「怖さ」は、もうない

今振り返ると、
あの初めての大物ファイトのときの恐怖、
「このまま海に引きずり込まれるんじゃないか」と思った瞬間、
それは自分が船体をコントロールできないことへの不安だったと思います。

Bixpyは、たしかに移動のための道具です。
でもそれ以上に、
「ファイト中に主導権を取り戻す」ための相棒でもあります。

魚との距離を詰めたいとき、
逃げたいとき、
回り込まれたとき、
すべてにワンアクションで対応できる。

それだけで、釣りのクオリティが変わる。

SUPやカヤックで、「魚が掛かるのが怖い」と感じたことがある人。
ぜひ、こういう“安心感”を味わってほしいなと、心から思います。

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