天気・潮・月齢を考慮した沖釣りのベストタイミングとは?



 天気・潮・月齢を考慮した沖釣りのベストタイミングとは?

〜「釣れる日」は前日に決まっている。経験から導き出した最適日選びの極意〜


カヤックフィッシングや沖釣りで、釣果が爆発する日と、
「アタリすらない…」という日との差が激しいこと、ありますよね。

その差は、実は“釣行日の選び方”に大きく起因していると、15年以上の経験を通して感じています。

初心者の頃は、休みの日に行ければOK。
でも中級者を越えてくると、「今日は釣れる日だな」「この潮は微妙だな」と、
出撃前から釣果の匂いを感じ取れるようになります。

この記事では、私が実釣の中で得た経験をベースに、
天気・潮・月齢・風・海況といった“見えない要素”を読み解いて、「釣れる日」を選ぶ具体的な考え方をお伝えします。


✅ この記事でわかること

  • 釣果に影響する「3大要素」=天気・潮・月齢の読み方

  • 釣行日前に必ずチェックしている具体的なツールと数値

  • カヤック・小型船に特化した“安全&釣れる”タイミングの見極め方

  • 実際に「釣れた日/外した日」の条件と比較


1. 沖釣りにおける“釣れる日”の基本方程式とは?

沖釣り・カヤック釣りにおいて、釣果を左右するのは以下の3要素。

要素 影響
天気(風・気圧) 出船の可否、安全性、活性
潮回り ベイトの動き、魚の捕食タイミング
月齢(満月・新月) 明暗の影響、夜釣り・日中の潮の効き方

これらは「単体で見る」のではなく、組み合わせで“効く日”を見極めることが重要です。


2. 天気:風速・気圧・雲の変化が釣りに与える影響

✅ 釣行前に必ず見る3つの天気データ

見るべき項目 推奨値/判断基準
風速 〜3m/s →快適/4〜5m/s →注意/6m/s以上 →基本中止
気圧変化 前日比±4hPa以内が理想(急変は食い渋り要因)
雲量/天候 曇り〜薄晴れがベスト/晴天無風はベタ凪で食わないことも

🧠 実体験: 風速4〜5m/sであれば潮と同調して船がゆっくり流れるため、スロー系ジギングがハマりやすい日が多い
逆に、ベタ凪&無風の日は「ポイントに魚がいても口を使わない」ことが多く、潮が緩むタイミングに合わせて移動する工夫が必要。


3. 潮回り:釣りやすさと食わせタイミングの鍵

✅ 基本の潮汐(しおじ)理解

潮回り 特徴 初心者向けか?
大潮 潮が大きく動く/釣れるが流れが速くなる △(流されやすい)
中潮 程よい流れ/一番バランスが良い
小潮 潮動きが緩い/一発勝負になりがち
長潮・若潮 釣れないわけではないが活性低め △〜◯(ベテラン向き)

✅ 実際に「釣れた日」の傾向

  • 中潮の上げ3分〜6分:活性が安定しており、ジグ・タイラバとも反応が良い

  • 大潮の下げ始め:潮が一気に動き始め、ヒットが集中する“ゴールデンタイム”あり

  • 小潮の止まり前:魚探に反応はあるが喰わず、ネチネチ攻める技術勝負になる

💡 潮見表は「Yahoo!天気」「潮MieYell」「海快晴」などで確認可。
特に**“釣行ポイントの潮”と“全国的な潮”はズレる**ため、必ず現地の港ベースで見ること。


4. 月齢:満月・新月だけじゃない「夜光」「水温」との関係

月齢は特に夜釣り・早朝釣行・浅場狙いで重要になります。

✅ 月齢が釣果に与える影響

月齢 特徴・傾向
新月前後 暗闇で警戒心が下がる→シャローでのヒットが多くなる
満月前後 明るすぎるため中層での食い渋りが出ることも/深場有利
半月(上弦/下弦) 潮動きが中庸で日中の釣りが安定しやすい

🧠 実体験: アジやメバルのナイトゲームでは、新月の2日前〜当日が最も数釣りできた傾向。
一方で満月は“浮いてこない”ため、ボトム攻略 or 日中の深場狙いが有効に。


5. 私が実際に「釣れる日」を選ぶまでのプロセス

✅ 1週間前:風と潮をざっくりチェック

  • 潮汐カレンダーを見て、狙いたい魚に合う潮を確認

  • 「その潮が朝マズメと重なるか」を見る

  • 風速5m/s以上なら“予備日”を考える

✅ 3日前:風と気圧の変化に注目

  • 等圧線が詰まっていたら延期も検討

  • 前日まで雨、当日晴れは「爆釣 or 激シブ」の両極端

✅ 前日:最終チェック

  • 天気・気温・風速・潮位・月齢を統合して判断

  • 出艇時間・ポイント・釣り方を明確にシミュレーション


✅ まとめ:「釣果の7割は、釣りに行く“日”で決まっている」

見る項目 ポイント
天気 安全第一/風と気圧を要チェック
“動く潮”の時間帯に当たるか
月齢 光と潮のバランスを見る/夜釣りは特に重要
複合条件 曇天×中潮×新月=爆釣日もあり得る

✅ 最後に

釣りは、自然との対話。
でもその自然は、データと経験で“ある程度”読めるようになります。

釣り歴が長くなればなるほど、
「今日は釣れるだろうな」という感覚が当たるようになってくる。
それは、経験とともに“情報の集め方”が磨かれているからです。

カヤック釣りのように「出られる日が限られる釣り」だからこそ、
1回1回の出撃を最大限活かすために、
ぜひ“潮・天気・月”の三位一体データを活用して、【狙って釣れる日】を手に入れてください!

海は気まぐれですが、釣果には“理由”がある。
その理由を読み解けるようになると、釣りはもっと面白くなりますよ。🎣🌊🌙

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