取り付けカンタン3分!不器用でもできた“エレキ化”体験記
──配線?ドリル?…ってビビってた自分でもできました
【共感】「やってみたいけど、工具使うのムリかも…」
カヤックフィッシングを始めて数年が経ちますが、
ずっと気になっていたのが「エレキ化」でした。
周りのアングラーがスイスイと沖に出て行く姿を見ては、
「いいなあ…でも、自分にはムリそうだな」と何度も諦めてきました。
というのも、私は極度の機械オンチ&不器用人間です。
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ドライバーのサイズを間違える
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ネジ山をすぐ舐める
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コード類は説明書を読んでも意味がわからない
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そもそも“DIY”という言葉に身構えてしまう
そんな自分が、エレキなんてつけられるわけがない。
最初からそう決めつけていました。
【課題】“誰かに頼らないと無理”と思い込んでいた壁
ある日、釣り場で声をかけてくれたアングラーの方が、
自分のカヤックに取り付けていたエレキについて、実際に見せてくれました。
「取り付け3分ですよ、工具いりません」
「コードも差し込むだけ。あとはリモコンです」
正直、「いやいや、それプロの人だからでしょ…」と心の中で思いました。
でも帰ってから調べてみると、どうやら本当に簡単に取り付けられる電動モーターが存在するらしい。
そこから、私のエレキ化への気持ちが一気に前のめりになりました。
とはいえ、いざ購入するとなると次のような不安が押し寄せます。
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本当に自分に取り付けられるのか
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パーツの種類が多くてどれを選べばいいかわからない
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間違って穴を開けたらどうしよう
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一回でうまくいかなかったら返品もできない
DIY未経験者からすると、道具を買うよりも「不安」が先にやってくるんですよね。
【気づき】「これはできそうだ」と感じたのは、“手順が3つだけ”だったから
それでも気になって仕方がなく、
メーカーの公式動画やブログをじっくり見ながら、何度も検討を重ねました。
その中で決め手になったのは、取り付け手順が想像以上にシンプルだったことです。
私が購入したモデルの場合、やるべきことはたったこれだけでした。
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アタッチメントをカヤックに差し込む
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モーターをカチッとロックする
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バッテリーとモーターのコードをつなぐ
驚いたのは、「ネジ止めゼロ」「穴開け加工ゼロ」「配線加工ゼロ」というところ。
説明書も図解が中心で、文章に弱い私でも理解できました。
「これなら、いけるかもしれない」
釣りじゃなくて取り付けにワクワクしたのは、初めての経験でした。
【解決】実際にやってみたら、まさかの“3分で完了”
いざ到着したパーツ一式を前にして、最初は少し緊張しました。
「何か絶対失敗する気がする…」と思いながら、1つずつ慎重に作業を始めました。
まずはマウントベースを艇に固定。
これが工具いらずで、専用のクリップ構造になっていたのには感動しました。
モーターの取り付けも、想像より軽くて扱いやすく、
カチャッと音が鳴って固定されると、「おぉ!」と声が出ました。
そして最後に、バッテリーと電源コードをつないで、
リモコンの電源を入れた瞬間。
モーターのファンが軽やかに回転し、**「動いた…!」**という実感が湧いてきました。
ここまでかかった時間、わずか3分ちょっと。
不器用の自覚がある私でも、ひとりで問題なく取り付けられたことが、
なにより大きな自信につながりました。
【実践】エレキ化で広がった“自分だけの釣り時間”
翌日、早速エレキをつけて海に出ました。
静かに動き出すカヤック、パドルを持たなくても進む快感。
そして、疲れを気にせず狙いたいポイントにスッと向かえる自由さ。
それまでの釣行は、
「ここはパドルで行くの大変だからやめておこう」
「風が強くなってきたし、戻る準備するか…」
と、体力と相談しながらの“制限付きの釣り”でした。
でも、エレキ化してからは違いました。
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体力を温存できるので、より集中して釣りに取り組める
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風に流されても、すぐに姿勢を戻せる
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潮の流れに逆らってもストレスがない
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沖のブレイクラインや潮目まで足を延ばせる
不器用で諦めていた自分が、今ではエレキをフル活用して“動ける釣り”を楽しんでいます。
【提案】「やれるかも」と思ったら、意外と本当にできるかもしれません
今回、私が一番強く感じたのは、
**「無理だと思い込んでいたことが、実はそんなに難しくなかった」**という事実です。
釣り道具の中には、見た目や名称だけでハードルを感じるものもありますが、
少しだけ調べて、ちょっと勇気を出して手を動かせば、案外すんなりできるものも多いのだと気づきました。
そして、不器用な人こそ「簡単にできた」という経験が、自信になります。
私はその日以来、ちょっとしたDIYや道具のカスタムにも前向きになりました。
「自分には無理」と感じている方へ、
もし釣りの幅を広げたいという気持ちがあるなら、
“できそうかも”と思えた時点で、もう半分は達成しているのかもしれません。
海の上で自由に動ける感覚、想像以上に気持ちがいいですよ。