トップウォータープラグで狙う!沖のシイラ・カツオの攻略法



 トップウォータープラグで狙う!沖のシイラ・カツオの攻略法

〜ポッパーとダイビングペンシルの使い分け、ナブラ撃ちでの一撃必殺の狙い方〜

沖合いに広がる鳥山、海面を割って跳ねるベイト、そしてその下には…ギラギラと体を輝かせるシイラやカツオたち。
そんな壮大なシーンを“カヤックの目線”で捉えながら、トップウォータープラグで狙う釣りは、まさにスリルと爆発力の塊です。

私は10年以上カヤックフィッシングを続けてきて、夏場〜初秋にかけてのシーズンには、シイラやカツオをトップで狙う釣りにどっぷりハマってきました。

結論から言うと、この釣りは「視覚・反射・一瞬の読み」がすべて。
使うプラグ、動かすタイミング、ナブラへの距離感、潮の流れ…。
その一つ一つを噛み合わせることで、まさに“水面爆発”が起きます。

今回は、以下のポイントを実体験をもとに丁寧に解説していきます:

  • ポッパーとダイビングペンシルの使い分け方

  • シイラ・カツオに効くトップのアクションとスピード

  • カヤックでのナブラ撃ちの戦い方

  • 実際に釣れたシチュエーションとその読み方


1. シイラ・カツオを“トップで狙う”メリットと醍醐味

まず前提として、沖の青物を「トップで狙う」となると、

  • 視認性が良い

  • フッキングシーンが見える

  • 音や泡で魚を呼べる

という点で、“リアクションバイト”を引き出せる強力な武器になります。

💡 特にシイラは“水面の派手な動き”に異常反応を示す魚
カヤックで静かに接近し、トップをキャストして誘うこの釣り方は、静と動の融合そのものです。


2. 【プラグ選び】ポッパー vs ダイビングペンシルの使い分け

🎯 ポッパー(音と水飛沫でアピール)

  • 有効:活性が高いとき / ナブラが激しく出ているとき / 曇りや波がある日

  • 代表例:マリア・ポップクイーン、ラピードポッパーなど

  • アクション:「ポン、ポン…ポーズ」や「連続ドッグウォーク」で食わせる間を演出

🧠 私の使い方:
鳥山が立っていて、ナブラがバシャバシャしている時は迷わずポッパー。
シイラはポーズの瞬間に飛びついてくるので、「間を入れる」ことが大切


🎯 ダイビングペンシル(ナチュラル+広範囲アピール)

  • 有効:ナブラが静か / ピンポイントに狙い撃ちたい / カツオ狙いのとき

  • 代表例:ブルーブルー・ガチペン、フィードポッパーなど

  • アクション:ロッドを煽って水面直下をダイブ → フワッと浮上 → 連続操作で逃げるベイト演出

🧠 実体験: カツオは「スローすぎる動き」に反応が悪い。
ダイビングペンシルを高速ダートさせると連発モードに入ることがある。


3. 【ナブラ撃ちの極意】カヤックならではの接近戦術

カヤックでのナブラ撃ちは、風・潮・進行方向を読み切ることが命です。

✅ アプローチの基本

  • 直線的に突っ込まず、ナブラの“進行方向の手前”に先回りしてキャスト

  • エンジンやBixpy Jetがある場合でも、最低50m前には流しに切り替える

  • カツオナブラは音や影に敏感 → なるべく静かに、波紋を立てないアプローチを意識

💡 カヤックの利点は「エンジン音がなく、ナブラに驚かれにくい」こと。
潮と風を読み、“ナブラが通るレーン”に自分が自然に流される位置取りができれば、爆釣率が一気に上がります。


4. 【実践テク】アクション別の釣り分け方

✅ シイラ狙い(ド派手に誘って間を入れる)

  • 使用ルアー:ポッパー(60〜120mm)

  • アクション例:「ポンッ → ポンッ → ストップ」3秒待つ → ゴボン!!

  • 食わせのタイミング:止めた瞬間 or 再スタート直後

🧠 経験談:
ナブラ撃ちで反応が止まった時、ポッパーを1〜2秒止めた瞬間に「バシャッ!」と炸裂。
特に大型個体ほど、止めの間で喰ってくる傾向が強いです。


✅ カツオ狙い(スピードと直線軌道)

  • 使用ルアー:ダイビングペンシル(80〜100mm)

  • アクション例:「ダート→ダート→ダート→早巻き」連続入力+巻きで喰わせる

  • 食わせのタイミング:急加速や水中から浮き上がった瞬間

🧠 経験談:
ベタ凪ぎの日、ナブラの横に“速めのペンシル”をフルキャストし、水面下をピチャピチャと誘うとヒット連発
風下に流されながらのナブラ撃ちは、風を“利用する”意識でコントロールが重要。


5. タックルセッティングとランディング注意点

✅ タックル

  • ロッド:7〜8ftの中弾性キャスティングロッド(ML〜MH)

  • リール:4000〜5000番スピニング(ハイギア推奨)

  • ライン:PE1.5〜2号+リーダー30〜40lb(フロロ)

  • プラグ:20g〜60gクラス(飛距離+浮力重視)

🧠 リーダーは「硬すぎず・浮きすぎない」バランスが理想。
細いと切られるが、太すぎるとルアーアクションに影響。


✅ ランディング時の注意点

  • カヤックは不安定 → サイドに魚を寄せない(転覆リスク)

  • 必ず前方 or ロッド側の側面で取り込む

  • フィッシュグリップ使用、ギャフはできれば封印(暴れると危険)

💡 シイラは飛び跳ねる、カツオは回る。
魚をおとなしくさせてからネット or グリップで確実にキャッチ。


まとめ:ナブラを読めば、水面が爆発する!

✅ ポッパーは「派手+止め」でシイラを狙う!
✅ ダイビングペンシルは「スピード+連続アクション」でカツオに効く!
✅ カヤックの静けさとポジション調整力を活かして、ナブラを制す!


トップゲームの魅力は、“目で見える興奮”と、“一瞬で勝負が決まる高揚感”。
そして、カヤックだからこそ、魚との距離が近く、自然と一体になったような感覚でこのゲームを楽しめるのです。

ぜひ、あなたの次回の釣行では、この記事の内容を武器に「水面炸裂の一撃」を味わってください!
“ゴボッ”の瞬間に、全てが報われる。それが、沖のトップウォーターゲームです。🎣💥🌊

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