SUPにBixpyをスッキリ載せるための装備配置術
〜重たくならず、邪魔にならず、釣りに集中できる配置を目指して〜
最初にSUPフィッシングを始めたとき、
「道具って、こんなに置く場所に困るんだ…」と正直焦りました。
クーラーボックス、ロッドホルダー、魚探、アンカー、そしてBixpy。
一つひとつは必要な装備だけど、SUPの限られたスペースに載せるには、
ちゃんと配置を考えないと、釣りがしづらくなるどころか、落水や転倒のリスクも出てきます。
特にBixpy Jetを導入すると、
「バッテリー本体の置き場所」と「モーターの取り付け位置」、
さらに「リモコンの操作性」まで考えなければなりません。
今回は、SUPにBixpyを“スッキリ、安全、快適”に積載するために、
実際の釣行経験から見えてきた配置のコツや失敗談を、リアルにお伝えしていきます。
✅ SUPにBixpyを載せると「狭さ」が一気に顕在化する
SUPはシンプルな構造で安定感もある一方、
収納スペースや座席がないぶん、物の配置がかなりシビアです。
私が最初にやったミスは、
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クーラーボックスの上にバッテリーを固定
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ロッドホルダーを前方ゴムバンドに強引にセット
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Bixpyのモーターを左右どちらかにオフセットして装着
結果どうなったか?
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重心が左右どちらかに寄ってバランスが取りにくい
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ロッドとパドルが干渉してキャストしにくい
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バッテリーが動いて配線が抜けそうになった
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Bixpyの推進方向がズレて真っ直ぐ進まない
つまり、“全部積んでるけど、釣りにならない状態”でした。
✅ 配置の考え方は「前・後ろ・真ん中」それぞれの役割を明確にすること
SUP上では、自由に動き回れない分、“物の役割と動線”を分けることが大切です。
以下のようにエリアをざっくり3つに分けて考えます。
◾️ 前方(バウ側):操作&軽量物エリア
ここには、
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パドル
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フィッシュグリップ
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プライヤー
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ルアーケース
など、“すぐに使う軽めの道具”を配置。
前方に重いものを置くと、SUPのノーズが沈んで操作性が落ちるため、
あくまで小物類&取り出しやすさ優先のスペースとして使います。
◾️ 後方(スターン側):重心&電源エリア
ここに配置すべきなのが、
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Bixpy Jetモーター(マウント)
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Bixpyバッテリー本体
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クーラーボックス(兼シート)
です。
理由は明確で、Bixpyの配線が短いため、バッテリーとモーターを近づける必要があるから。
また、クーラーボックスもこのエリアにまとめることで、バッテリーと並べて固定しやすくなります。
※補足:クーラーの上にバッテリーを置くのではなく、横並び&分離設置がベター。
クーラーの蓋を開けるたびにコードを外す、なんて事態は避けましょう。
◾️ 中央(足元):操作スペースと“空白”を意識
ここが実は一番大事です。
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自分の乗るポジション(正座・あぐら・片膝スタイル)
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キャスト・フッキング・ランディング時のスペース
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緊急時の体勢保持
これらを担うスペースなので、何も置かない空間として確保するのが鉄則。
バッカンや予備ロッドを置きたくなっても、“足元はあける”を最優先にしましょう。
✅ 配置例:実際の私のセッティング
以下が、私が現在使っているSUPでの装備配置です。
[前方]
┌────────────────────────┐
|パドル|プライヤー|ルアーケース(メッシュ袋)|
└────────────────────────┘
[中央]
┌────────────────────────┐
|自分の足元(空間)→ 正座 or 片膝乗りスタイル |
└────────────────────────┘
[後方]
┌────────────┬────────────┐
|Bixpyバッテリー|クーラーボックス(シート兼用)|
└────────────┴────────────┘
↑
Bixpyモーター(SUPマウント or 専用アダプタ)
✅ リモコンは“左手親指”で直感操作がベスト
Bixpy Jetのリモコンは完全防水で、シンプルなボタン操作。
私は、ライフジャケットの左胸あたりにベルクロで固定し、
左手親指で“速度操作&停止”を即座にできるようにしています。
重要なのは、片手でロッドを持ったままでも操作できること。
ちょっと流されてるな、と思ったらワンタッチでスピード1、
流れが早くなったらスピード5、とテンポよく調整できる。
これも、SUPの限られた動線をふまえた“配置の一部”として考えると大事なポイントです。
✅ 落水や転覆を防ぐために意識したいポイント
SUPにBixpyを積むことで重さが一気に増えるため、
「ちょっと重心がズレただけでバランスを崩しやすくなる」ことも意識しましょう。
✔︎ 安定性を保つための工夫
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左右均等に荷重を配置する(片側だけ重くしない)
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配線は短くスッキリまとめる(足に絡まないように)
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シート兼クーラーは防滑マットの上に固定する
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バッテリーは低重心になるよう、フロアぎりぎりに配置
これだけでSUPの安定性は大きく変わります。
✅ まとめ:Bixpyは「積めばOK」ではなく、「積み方」で真価を発揮する
Bixpy Jetは、SUPフィッシングをより広く、深く、快適にしてくれるパートナーです。
でも、それをちゃんと活かせるかどうかは“積み方”で決まると感じています。
無理やり詰め込むと、道具は落ちるし、釣りにも集中できない。
でも、しっかり動線を分けて、「何のための場所か」を意識して積み込めば、
SUPの上でも驚くほど快適な釣り空間を作ることができます。
✅ 最後に一言
もし今あなたが、
「SUPにBixpyを積んでみたいけど、どう載せたらいいかわからない」
「なんか毎回ゴチャゴチャして、釣りに集中できない」
そんな悩みを感じていたら──
ぜひ一度、装備配置を見直してみてください。
それだけで、SUPフィッシングはもう一段、快適になりますよ。