沖釣りで落水した時の対処法!ライフジャケット&レスキューテクニック
〜「もしも」の瞬間に慌てないために、実体験をもとに語るリアルな準備と行動〜
沖釣りは自由で開放的、そして何より“夢がある”釣りです。
しかし、その自由の裏には、常に「落水リスク」という影がつきまといます。
私自身、これまでにヒヤリとする場面を何度も経験しました。
・風速6mの中、波を斜めから受けてバランスを崩し転覆しかけた
・シイラのランディング中、重心を崩して片足が海中へ
・リーダーを手でつかんだ瞬間、魚の突っ込みに引っ張られかけた
幸い大事には至りませんでしたが、事前の準備と知識がなければ確実に事故になっていたと確信しています。
本記事では、カヤックや小型ボートでの実際の釣行経験を踏まえて、
「落水した瞬間に何をすべきか」「そもそもどう備えるべきか」を具体的に解説します。
✅ この記事でわかること
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落水直後に“絶対にやってはいけない行動”と正しい行動
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ライフジャケット(PFD)の正しい選び方と装備の工夫
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再乗艇の方法、単独釣行時のレスキュー準備
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実際の落水未遂経験から学んだリアルな教訓
1. 落水直後に取るべき“最初の行動”
❌ 絶対にやってはいけないこと
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パニックになって暴れる
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無理にロッドや荷物を拾おうとする
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その場から泳いで離れる
💬 実体験:パドルを落とした瞬間、反射的に手を伸ばしたら腰がひねられカヤックが傾き、水が一気に入ってきた。
→ 落水寸前。教訓:“道具よりまずは自分の安全”。
✅ 落水直後にやるべき行動
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仰向けで浮いて体勢を安定させる(焦らず浮力に任せる)
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カヤックやボートから離れすぎないように意識して近づく
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波を背にしない・風下側で立て直すように意識
2. ライフジャケット(PFD)は“命を守る装備”ではなく、“釣りの基本装備”として選ぶ
落水時に最も大きな差が出るのが、ライフジャケットの有無とそのタイプです。
✅ 理想的なPFDの条件
項目 | 推奨内容 |
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浮力 | 国交省認定の桜マーク付き・7.5kg以上 |
形状 | 肩・胸でしっかり支える“ベスト型” |
装備 | ホイッスル・ライト・ナイフ・レスキューベルト付きが理想 |
💬 実体験:腰巻き式の膨張式を使っていた頃、波をかぶったときに誤作動で膨張→キャスト不能に。
それ以来、波がある日は必ずベスト型を使用。
✅ 落水時に役立つ装備アイデア
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ホイッスル:声が届かない距離でのSOSに
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ナイフ(安全カッター):ロープやラインに絡まれた時用
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ライト:夜釣り・早朝の落水での視認性確保
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携帯防水ケース+GPSアプリ:位置特定用(YAMAPや海釣図など)
3. 再乗艇は“練習あるのみ”!できないと命取り
落水=再乗艇ができなければ意味がありません。
✅ カヤックへの再乗艇方法(実際に自分が行っている方法)
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カヤックの横側に回り込む
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片手で艇の中央を押さえ、もう一方の手と足で“身体を持ち上げる”
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斜めから“うつ伏せ”になるように乗る
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体を中央に寄せながら、両足を入れて座る
💬 最初は海上で再乗艇できませんでした。
→ 防波堤で“再乗艇だけを何度も練習”した結果、力の抜き方と角度がわかるようになりました。
✅ 再乗艇のコツ
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カヤックの“重心が安定している位置”を理解しておく(艇によって違う)
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荷物を積みすぎていると乗り込みが難しいので、最低限に絞ること
4. 単独釣行時のリスク管理と準備
カヤック釣りは基本的に**“自己完結型の釣り”**です。
単独で沖に出る人も多いですが、万が一に備えた「備え」は必須です。
✅ 単独釣行時に私が必ずやっていること
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出艇前に家族に**「出艇場所・時間・帰港予定・連絡が取れないときの判断基準」をLINEで送信**
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携帯の電池はフル充電+モバイルバッテリー常備
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自動膨張でなく、常時浮力があるベスト型PFDを選択
5. 実際にヒヤリとした“落水未遂”から得た教訓
📍 事例①:魚の取り込み時に横波 → 一瞬の傾きで片足水中へ
教訓:「魚より艇のバランス」
→ ランディングは必ず艇の“横”ではなく“前”から行うように変更。
📍 事例②:ルアー交換中に波を受け、膝でカヤックがぐらつく
教訓:「仕掛けの交換は、座ったまま、中央寄りで」
→ 片膝立ちや後ろ向き動作は危険。前傾+低姿勢が基本。
✅ まとめ:落水は“想定内の出来事”にしておくことが命を守る鍵
落水したときに生き残れるかどうかは、
その瞬間の運ではなく、それまでの準備と知識の積み重ねにかかっています。
✅ 実践すべきこと一覧
やるべき準備 | 理由 |
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再乗艇の練習 | できなければ帰れない |
ベスト型PFDの使用 | 浮力が安定し、道具も装備しやすい |
ホイッスル・ライト | 救助を呼ぶ唯一の手段になることも |
ラインカッター常備 | 万一の絡まりから脱出するため |
出艇前の情報共有 | 単独釣行時は命綱 |
✅ 最後にひとこと
釣りは楽しく、安全にできてこそ続けられます。
「落ちるかも」ではなく、「落ちても大丈夫」にしておくことが、**本当の“釣り人の準備”**です。
私自身、落水未遂の経験をしてから、安全装備と対処方法の準備が“釣り道具の一部”だと考えるようになりました。
どうかこの記事を読んで、1人でも多くのアングラーが「楽しく・安全な沖釣り」を続けてくれたらと願っています。
🌊釣果よりも、まずは帰るまでが釣行。
しっかり備えて、次の釣行も全力で楽しみましょう!🎣