釣った魚で作る絶品料理!沖釣りアングラー向けレシピ10選
〜「この一皿のために釣る」そんな贅沢を家庭で楽しむ方法〜
沖釣りをしていて、「釣れた!」の次にテンションが上がる瞬間。
それは、釣った魚をキッチンに並べて、料理に取りかかるあの時間。
私自身、カヤックフィッシング歴15年以上。
釣って帰った魚は、「釣果報告」ではなく「献立の主役」として、いつも食卓を飾っています。
最初は刺身ばかりだったけれど、
・ちょっと炙っただけで別の魚みたいになる
・味噌に漬けると冷凍保存でも絶品
・しゃぶしゃぶにすると家族の箸が止まらない
…そんな経験を重ねて、今では釣った魚をどう調理するかまで考えて釣りに行くことも。
今回は、実際に自宅でやっている**「釣り人ならではの調理方法&レシピ」**を10選、紹介します。
✅ この記事でわかること
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カヤック・沖釣りで釣れる魚で作る簡単・絶品レシピ10選
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保存や再加熱に向く料理と、その下処理方法
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熟成や余った切り身の活用法
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実体験ベースでの「料理までが釣り」スタイルのすすめ
1. 【刺身】 釣りたてより「1日寝かせ」が旨味UP!
✅ 対象魚:マダイ、カンパチ、ヒラメ、アジ
● 手順とコツ:
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血抜き&神経締めした魚をラップ+ペーパーで包んで1日寝かせ
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身がしっとりして、甘みが出てくる
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大葉や柚子、粗塩を添えるだけで“料亭の一皿”
🧠 実体験:ヒラメは3日寝かせると、刺身がねっとりトロ状に変わり「本当に釣ったの!?」と驚かれました。
2. 【炙り刺し】 脂の乗った青物は炙ると劇的に化ける
✅ 対象魚:ブリ、カツオ、シイラ
● 手順とコツ:
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皮付きのまま三枚おろし→皮目をガスバーナーで軽く炙る
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氷水で締めてからスライスすると◎
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ニンニク、ポン酢、生姜醤油などと相性抜群
🧠 カツオの炙りは「釣ってその日の夜が一番」。脂の乗った個体は炙った瞬間、脂が立ち昇り、香りだけでご飯2杯いけます。
3. 【漬け丼】 刺身の“次の日”に最強!味の濃さとトロ感が絶妙
✅ 対象魚:カンパチ、マダイ、ヒラマサ、アジ
● タレ(1:1:1の黄金比):
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醤油:みりん:酒(各大さじ3)をひと煮立ちさせて冷ます
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漬け時間は1時間程度でOK
● 盛りつけ:
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温かいご飯に海苔&白ごま→漬けをたっぷり盛る→卵黄 or わさびを添える
🧠 余った刺身を“漬けておく”だけで、翌日の昼が待ち遠しくなります。
4. 【しゃぶしゃぶ】 脂の乗った魚を「湯」でトロけさせる贅沢
✅ 対象魚:カンパチ、ヒラマサ、ブリ、マダイ
● ポイント:
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昆布出汁をベースに70〜75℃の“低めの湯”がベスト
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刺身よりやや厚めに切った切り身を5秒〜10秒湯通し
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ごまだれ or ポン酢にたっぷりネギやもみじおろしで
🧠 実家に持ち帰って家族にふるまったとき、「これが魚?」と言われたレベル。脂の質が良い魚ほどしゃぶしゃぶ向き。
5. 【塩釜焼き】 魚の旨味を塩で封じ込める“映える一皿”
✅ 対象魚:マダイ、アカハタ、イサキ
● 手順とコツ:
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魚の内臓とウロコを取り、塩(粗塩1kg)+卵白2個で塩釜を作る
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オーブンで200℃/40分程度
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木槌で叩いて割る瞬間が楽しい!
🧠 塩釜焼きは「食べる瞬間の演出込み」で楽しむ料理。釣り仲間との打ち上げ料理にも最高です。
6. 【アラ煮】 骨の周りが実は一番美味い
✅ 対象魚:ブリ、マダイ、カンパチ
● タレ:
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醤油:みりん:酒:砂糖=2:2:2:1 +生姜たっぷり
● コツ:
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アラを湯通ししてから、血合い・ぬめりをしっかり取ること
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圧力鍋があると骨ごとホロホロに
🧠 捨てがちなアラが“メインディッシュ”に変わる瞬間です。冷めても美味しいので翌日の弁当にも◎。
7. 【なめろう】 “釣り人のまかないメシ”を自宅で再現
✅ 対象魚:アジ、イサキ、シイラ
● 材料:
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刺身用切り身+味噌+ネギ+生姜+大葉+すりごま
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包丁でたたいて粘りが出るまで混ぜる
● アレンジ:
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ご飯にのせて「なめろう丼」
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卵黄を落としてユッケ風にも
🧠 私は冷蔵庫に大葉があれば即なめろうコース。あらゆる魚で応用可能。臭みも消えるのでシイラにもおすすめ。
8. 【西京焼き(味噌漬け)】 保存性◎の冷凍ストック向きレシピ
✅ 対象魚:ブリ、マダイ、カンパチ
● 漬け床:
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西京味噌:みりん=2:1 に酒を少々
● 漬け時間:
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冷蔵で1日〜2日、冷凍する場合は2日漬けてから
🧠 忙しい平日の夜に「釣りの味」を感じられる最高のストック。焼くだけで食卓が旅館に変わります。
9. 【カルパッチョ】 ワインに合う!イタリアン風な魚料理
✅ 対象魚:ヒラメ、マダイ、カンパチ
● ドレッシング:
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オリーブオイル+レモン+塩+ブラックペッパー+にんにく少々
● 盛りつけ:
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玉ねぎスライス、水菜、大葉を敷いて刺身を並べる
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上からドレッシングをかけて10分ほど置くと味がなじむ
🧠 ワインにも合うので、家族の食卓の反応がいい(笑)マダイの“もちっ”とした食感がよく映えます。
10. 【茶漬け】 釣り人の“最後の一口”はこれに尽きる
✅ 対象魚:すべての白身魚(漬けや炙りの残りでもOK)
● 作り方:
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残った刺身や漬けをあたたかいご飯にのせて
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昆布茶 or だし汁をかけるだけ
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刻み海苔、わさび、三つ葉などで香りを添える
🧠 私の定番は「漬け茶漬け+白だし+柚子胡椒」。飲みすぎた夜にも最高。実は一番食べてるかもしれません(笑)
✅ まとめ:釣りは“食べて完成”する最高の趣味
釣りたての魚は、調理ひとつで「感動の料理」に変わります。
そしてその料理は、「自分で釣った」という事実だけで、何倍にも美味しく感じる。
今回紹介したレシピは、すべて私がカヤック釣行のあとの台所で、繰り返し作ってきた実績のある一皿ばかりです。
魚を釣るのも楽しい、
魚を締めて持ち帰るのもスキル、
でも最後に、“魚をどう美味しく仕上げるか”――それが釣り人の腕の見せどころ。
ぜひ、あなたの釣果でも試してみてください!
料理までこだわれば、次の釣行がもっと楽しみになるはずです🎣✨